タイミーをやってみたら稼ぎすぎて扶養を外れてしまったイマドキ主婦さん(50歳・東京都)にインタビュー

タイミーをやってみたら稼ぎすぎて扶養を外れてしまったイマドキ主婦さん(50歳・東京都)にインタビュー

今日子さん(50歳・女性・東京都・専業主婦)への取材インタビューです。

お小遣い稼ぎの副業のつもりで始めたタイミーで、想像以上に稼いでしまい、ご主人の扶養を外れてしまった今日子さん。お金を稼げるようになると、逆に、働けること自体が喜びに変わるそうです。

お話を聞いた人
プロフィール 今日子さん(50歳・女性・東京都・専業主婦)
スキマバイトの頻度 週1~2回
時間帯 午前中から夕方
主な職種 洗い場、品出し
よく使うアプリ タイミー
道具 私服のみ
やり方 指示された作業をきっちりこなす
工夫した点 年齢を言い訳にしない、若い人と比べない

タイミーを始めたきっかけ

――はじめに、今日子さんがスキマバイトに興味を持ったきっかけを教えてください。

主婦として家事をこなしながらも、外に働きに出て、少しでも稼ぎたいと常々考えていました。物価が上がる一方ですから。でも、履歴書を書き、面接を受けてまでアルバイトを探すことに少なからず敷居の高さを感じていました。そこで、1回きりで働けるスキマバイトに興味を持ちました。

――スキマバイトの中でも、タイミーを選んだ理由はなんですか。

テレビCMで見かけたのがきっかけです。アルバイトというと、求人へ応募し、履歴書を持って面接を受けに行くのが常識だと思っていたので、目から鱗でした。

――これまで、副業的なお仕事をされたことはありましたか。

お小遣い稼ぎ程度なら挑戦したことはあります。ポイ活、リモ活と言うんですか。クラウドソーシングのお仕事も試しましたが、あまり稼げず、挫折しました。

――以前のお小遣い稼ぎで、挫折した理由はなんですか。

思ったほど稼げなかったからです。フルタイムの仕事のような安定収入は求めていませんが、少なくとも、数万円は作れたら生活が楽になると思いました。でも、主婦でもできる仕事となると、数百円、下手すると数十円のお仕事しかありません。

――逆に、タイミーでアルバイトをされて、すぐに稼げましたか。

はい。書かれている時給は必ず頂けるので、やったらやった分だけすぐ稼げました。むしろ、想像していた以上に稼いでしまい、扶養の範囲を超えて、夫の扶養を外れてしまいましたが。

――タイミーに十分な求人はありましたか。

いいえ。求人募集の数は多いですが、50代の主婦にできる仕事はそれほど多くありません。しかも、条件のいい求人はすぐ埋まってしまうので、取り合いです。

――どのようにして、よい求人を獲得しましたか。

私の場合は、複数のアプリを掛け持ちしました。タイミーだけでなく、ほかのアプリも併用して、50代の体力でもできそうな仕事を常に見つけられるように工夫しました。

――なるほど。複数のアプリを併用すれば、その分、チャンスが広がりますね。

はい。

――ちなみに、どのような経緯で、ご主人の会社に副業がバレたのですか。

扶養の範囲を超えて収入を得ていたことが、夫の会社の経理にバレていました。たぶん、区から通知が行ったのだと思います。妻の収入が一定を超えると、夫の住民税も変わってくるので。マイナンバーも関係しているかもしれません。

実際のタイミーバイトはこんな感じ

――実際のタイミーのアルバイトは、どのような流れでされていますか。

とても簡単ですよ。アプリから応募し、指定された服装で現地に行くだけです。現地に到着すると、スマホでバーコードをピッと読み取り、仕事に来たことを確認します。帰りも、同じようにピッとやって、退勤します。

――タイミーで働く前と後で、印象が変わったことはありますか。

働く前に想像していたよりも、まかないが豪華でいつも楽しみにしています。外食をする機会があまりないので、チェーン店の食事も美味しく感じますし、ジュースなども出してくださる職場もあります。あとは、アルバイト代がすぐ振り込まれるのも驚きでした。

――タイミーは、即金で貰えますよね。

はい。仕事をした当日中に、ATMから現金が出てくるのは驚きました。

――逆に、イマイチだと感じた点はありますか。

すべての職場ではありませんが、お仕事の指示が人によって変わってしまうのは困りました。チェーン店の飲食店に何度かお世話になったのですが、同じ作業の指示なのに、教える人によって微妙に変わるのは仕方がないかもしれません。

――確かに、指示が雑という話はよく口コミで見かけます。

雇う側も、まだ仕組みに慣れていない部分があるのかもしれませんね。

――ほかにも気になる点はありますか。

アプリが流行っているからかもしれませんが、以前よりも、よい求人が取れなくなった気はします。

――それはどういうことでしょうか。

割と時給がいい求人や、簡単そうな求人は、何日も先まですぐ埋まってしまいます。明日、あさっての求人から選びたいのですが、先々まで予定を考えて応募しないといけないのが改善されたら嬉しいです。

――確かに、ワーカーが増えた分、求人が足りないことがあるのかもしれません。

あと、バッジがもらえないことや、Good率が下がってしまうのも地味にショックです。

――バッジがもらえないとは。

タイミーは、職種ごとにもらえるバッジというのがあります。それぞれの職種を経験し、評価されることで、スキルが認められた証にプロフィールにバッジが付くのです。

――それぞれの職種のお仕事をしても、必ずしもバッジがもらえないこともあるのですか。

詳しい仕組みは分かりませんが、ある程度の回数を積まないともらえないのかもしれません。

――Good率が下がってしまうことは、どのように対処していますか。

一生懸命にお仕事をしても、下がってしまうことはあります。なので、あまり一喜一憂しないことにしています。下がることもあれば、高評価を頂くこともあるので。

「タイミーやめとけ」の真相について

――全体的に、タイミーに満足されていますか。

はい。感謝しています。先ほどもお話したように、体力的、精神的に調子がいいときに、単発でお仕事ができるので助かります。時間を持て余しているとはいえ、固定のシフトは50代にはきついですから。

――確かに、シフトが固定されず、その時々の気分で応募できるのがいいですね。

はい。でも、インターネットの口コミで、「やめとけ」という人が多いのが不思議でした。

――グーグル検索で「タイミー」と入れると、「やめとけ」がサジェストされますね。

なにか悪いことがあるようで不安でした。でも、実際にお仕事をしてみると、親切に教えてくださる職場が多いですよ。

――事前情報として、「年齢を言い訳にしない、若い人と比べない」とお話されていたのが印象的でした。

やはり、周りは学生さんや若い会社員の方たちと比べると、50代にもなれば体力的にきついときもあります。でも、それを言い訳にしてしまうと、ほかの50代のワーカーさんたちに申し訳ないので、若い人に負けないように意識しています。

――複数のアプリを併用して、扶養の範囲を超えてしまったそうです。今後はどのように調整していきますか。

扶養の範囲内だけで副業をしている話をよく聞きますが、私の場合は、扶養を超えて収入を増やしていきたいと思っています。むしろ、収入のことよりも、外に出て肉体労働をすることに、喜びを感じます。

編集後記

今回は、50代でタイミーを始められて、想像以上に稼いで扶養の範囲を超えてしまった今日子さんにお話を伺いました。

50代でもタイミーで活躍できるという前向きな体験とともに、むしろ、社会に出て仕事ができることに喜びを感じているというお話が印象的でした。

実際、お子さんと同世代のアルバイトスタッフとともに、仕事を覚え、その対価としてお給料を得られるのは、主婦の方にとっては新鮮な体験になっていることが分かります。

また、実際にアルバイトをしてみると、まかないが豪華だった、給与が当日振り込まれた、早上がりしたのに満額支給された、など、嬉しい驚きもよくあるそうです。

50代でも活躍できる仕事として、求人が今後増えていくことに期待です。

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